私たちの生活に欠かせないものの一つ「水」
飲む水はもちろん、洗濯や食器など洗い物をするときや料理をするとき。
水がなければ我々は生活することが出来ません。
用途が腐るほどありますがみなさんは、「水」と聞くと何を思い浮かべますでしょうか?
私はもっぱらコーヒーを淹れるものであると考えてしまいます。←コーヒー脳
さて本題に移りましょう。
水によって大きくコーヒーの味わいが変わることをご存じでしょうか?
そしてコーヒーに最適な水とは、いったい何なのか?
ご紹介していきます。
クリックできる目次
水は大きく分けて2種類!

- 軟水(なんすい)
- 硬水(こうすい)
一度は聞いたことがあると思いますが、何がどう違うのかをご存じでしょうか。
超ざっくり申し上げますと、
水に含まれるミネラル含有量が多いか、少ないか?ということです。
水に含まれるミネラルは以下の通りです。
カルシウム:骨や歯を強くする、心臓や神経の機能を正常に保つなどの働きがあります。 マグネシウム:カルシウムと同様に骨や歯を強くする、筋肉や神経の機能を正常に保つなどの働きがあります。 ナトリウム:体液の量やpHの調節、筋肉や神経の機能に関与します。 カリウム:ナトリウムとバランスを保ち、細胞内液のpHや浸透圧を一定に保ち、筋肉や神経の機能を正常に保つ働きがあります。※アクアクララ公式サイトより引用
これらのミネラル分が含まれています。
もちろん採取する場所によって、これらのミネラル分が増減したり、そもそも無い水もあります。
以上のことを踏まえた上で解説していきます!
1.軟水(なんすい)とは?

水にはミネラルが含まれていますが軟水は、ミネラル分が少ない水のことを指します。
ミネラル分のことを硬度とも言いますが、軟水であれば硬度が低い、硬水であれば硬度が高い。
なんて言い方もされます。
どうせ使うならミネラルが多い硬水のほうがいいじゃないか!
と思うかもしれませんが、軟水にはミネラル分が少ないことによって大きなメリットもあります。
軟水のメリット
- 柔らかい水なので、人間の肌や髪に優しい。
- ミネラル分の蓄積によって起きる水道管・パイプ管の劣化を防ぐことができる。
- 洗剤などが泡立ちやすい。
- 硬水よりも無味無臭で、クリアな味わい。
さて、ここにきて答えが出てしまいました笑
とりあえず軟水のことは置いて、硬水についてもご紹介します。
硬水(こうすい)とは?
硬水とは、その名の通り硬度が高い水のことを指します。
よって、ミネラル含有量が多い水のことを指します。
ヨーロッパの水道水は基本的に硬水で、日本の水道水は軟水なんだとか。
それでは硬水のメリットをおさらいしていきましょう。
硬水のメリット
- ミネラルの補給に役立つ。
- フッ素が含まれているため、飲むだけで歯の健康に役立つ。
- パン作りの際、よく膨らむ。
- 風味のバランスを形成する力を持ち、紅茶やビールなどの風味などを強める力を持つ。
あれ?と思った方。私も最初そう思いました笑
実は軟水も硬水も、コーヒーを作る際に大きなメリットを持っているのです。
軟水も硬水もコーヒーには合う!?

コーヒーに最適な水とは?
とご紹介いたしましたが、コーヒーに最適な水は軟水硬水どちらでもOKなのです。
一般的にコーヒーに最適な水は軟水と言われています。
それは、コーヒーが持つ苦味や酸味・甘味などがミネラル分によって抑えられてしまうことと言われていたためでした。
そのため、甘味や酸味を十分に引き出した浅煎りや中煎りなどには軟水を使うといいでしょう。
甘味や酸味などを邪魔せず、コーヒー本来の味を引き立てることが出来ます。
逆に深煎りのコーヒーになりますと、硬水を使用するといいでしょう。
硬水を使用しますと、水の硬さとコーヒーの苦味がシンクロし、苦味がどっしりと身構えた美味しいコーヒーになるのです。
深煎りに軟水を使うと、逆に苦味の風味が抑えられる訳ですが、メリットを考えれば苦味が円やかになり飲みやすい苦味へと変貌します。
ここら辺に関しては、個人の好みの問題にもなりますので、軟水硬水同じように作り、
味見分けしてみるともっとコーヒーが楽しくなること間違いなしです♪
わたしが考える最強の水

わたしがコーヒーに使う水のなかで最強ではないかと思ったのは、軟水と硬水の間である、
中性の水です!
中性の水は、PH数が6~7くらいの水を選べば間違いないでしょう。
ミネラルウォーターの詳細記載を見れば、硬度が必ず書いてありますので、確認してみてください。
日本で売られている水は基本中性の水ですので、あまり深く考える必要はありません。
程よくミネラルが入っていれば、軟水と硬水のいいとこ取りが出来ます!
風味と味を生かし、素晴らしいコーヒーへと昇華することでしょう。
まとめ
- 軟水も硬水もそれぞれメリットがある。
- 味見分けをして、自分が合う水を探してみよう。
- ミネラル分を摂取したいなら、硬水を。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。