コーヒーを代表する成分、カフェイン。
カフェインのメリットは以下の記事にまとめてありますので、是非参考にしてください。
カフェインには素晴らしい効能を持っていますが、同時に大きなデメリットも持ち合わせています。
個人的に特に厳しいデメリット2つをご紹介致します。
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カフェインにおける2つの大きなデメリット
- カフェイン中毒症状
- 亜鉛・カルシウム・鉄・ビタミンBと言ったミネラル群などの吸収を阻害と排出
私が思う、特に厳しい2つのデメリットです。
それでは一つづつ踏み込んで詳細に迫っていきましょう。
1.カフェイン中毒症状
カフェインには、依存性があります。
長期間にわたって、かつ大量のコーヒーを摂取していると、知らず知らずのうちにカフェイン依存症になっている場合が多いです。
しかしカフェインは、特に依存しているような感覚が非常に薄いため、気づくことが非常に困難です。
カフェイン依存症になってしまうと、以下のような症状に見舞われます。
- 物事に集中出来ない。
- 眠気が取れない。
- だるさ・疲れが取れない。
- 気分が乗らない(憂鬱っぽい)
この症状を無くすために、再びコーヒーを飲む…。
といった悪循環に見舞われます。
コーヒー1・2杯で収まればまだ良いのでしょうが、カフェインの恐ろしさはここから本領発揮と言えるでしょう。
それが、カフェイン大量摂取によるカフェイン中毒症状です。
カフェイン中毒症状は、短時間に大量にカフェインを大量摂取した場合起きる現象です。
カフェイン中毒症状に陥ると、以下の様な症状に合います。
- 脈が速くなり、動悸がする。
- めまい
- 興奮
- 赤面
- 不安
- 震え
- 吐き気
- 下痢
一つでもなりたいとは思えないくらい、恐ろしい副作用です。
カフェイン依存症になってしまうと、カフェイン中毒症状になってしまうリスクも跳ね上がる訳ですから、注意が必要不可欠です。
2.亜鉛・カルシウム・鉄・ビタミンB群などのミネラルの吸収阻害・排出
コーヒーに含まれる渋味成分には、タンニンというポリフェノールが主成分です。
このタンニンは主に渋味があることが特徴となりますので、コーヒー以外にも
- お茶(緑茶・烏龍茶・紅茶)等
- 柿
- ワイン
といった物にも、タンニンは含まれています。
タンニン自体は非常に優秀なポリフェノールで、
抗酸化作用・抗癌作用・抗菌性などの体のサビを防ぐ役割があります。
更に毛穴の引き締め効果・アルコール分解作用・喉の消炎作用などの効果もあります。
しかしタンニンにはデメリットもあります…。
タンニンのデメリット
- カルシウム(骨や歯を丈夫にしたり、筋肉の収縮などの働き)
- 鉄分(血液中にある酸素を体に運搬する働き)
- 亜鉛(うつ病の緩和・髪や肌の維持・免疫力の向上)
- ビタミンb群(疲労回復・脂肪や炭水化物をエネルギーに変える働き)
これらのビタミン・ミネラル群とタンニンは非常に結合しやすい物質であるのです。
結合してしまえばお察しのとおり…
体内への吸収率が大幅にダウンしてしまいます!!
第二の刺客 カフェイン
さてここまでタンニンの話をしてしまいましたが、更に追い打ちをかけるように第二の刺客が登場します。
それがカフェインです。
カフェインには利尿作用があり、よく言えば体の老廃物を早急に体から出すという効果がある訳ですが…
同時に先ほど書きました通り、ミネラル・ビタミン群なども尿にして早急に排出してしまうのです。
タンニンによる結合で吸収阻害+カフェインの利尿作用により、早急に排出
=体内のビタミン・ミネラル群が足りなくなる。
という負のスパイラルが出来上がってしまうのです!!
隠れ栄養失調とは、こういうところから始まっていくのかもしれないと、しみじみ思いました。
- 最近元気が無い
- 鬱っぽい
- 疲れやすい
- 口内炎が出来た
- 肌荒れがひどくなった気がする
という方々でコーヒーを飲まれている方は、まずはコーヒーを取り過ぎていないか確認してみましょう。
対策法4選
それでもコーヒーが飲みたい!!
非常に分かります。デメリットの部分を知ってしまったとしても、それでもコーヒーに対する情熱はなかなか冷めにくいもの。
そこで、私が行っている対策法3選をご紹介致します。
対策法その1 1日に飲む量を少なくする。
コーヒーの量を少なくすれば、当然カフェイン・タンニンの摂取量を減らすことになりますので、これが一番手っ取り早く効果があります。
私の場合ですが、1日カップ3杯まで と決めています。
そして飲む時間帯とタイミングも決めています。
1杯目 起床後30分~1時間後
2杯目 運転する時
3杯目 昼食を食べた後
飲む時間帯・タイミングを決めて1か月間程度続ければ、習慣化され量・時間帯をコントロールすることが出来ます。
少し調子悪いかな?
という時はコーヒーを辞めて、カフェイン・タンニンが含まれていない飲み物を飲みます。
ちょっとコーヒー飲みすぎかも…と思われている方に是非お勧めです。
対策法その2 夜寝る前にサプリメントを摂取する。
バランスの良い食事をする…。
というのは口に出していうのは簡単ですが、実践するとなると、お金も時間もかかりますし、何より非常に面倒です。
そんな時は、サプリメントに頼ってしまいましょう。
オススメとしては、夜寝る前です。
寝てる間は栄養素の吸収率が約2倍になるという報告がありますし、
何より体内に留めておく時間も長くなります。
睡眠には脳や体を休める時間帯ですので、その材料を寝る前に摂取しておくのが一番ベストな訳です。
ただし…
あくまでもサプリメントは栄養補助という役割なので、食事メインで摂取出来る所から始めていきましょう。
オススメは完全栄養食と言われている卵・バナナ・ブロッコリーなどです。
卵は目玉焼きやスクランブルエッグにしてもいいですし、バナナはそのままでも食べられコンビニでも購入可能です。
そしてブロッコリーは味噌汁の中に入れて食べてもいいですし、そのまま軽く茹でて塩・マヨネーズなどをつけ食べるのもいいでしょう。
まずは簡単に出来そうなところから始めることが、一番重要ですよ。
対策法その3 薄いコーヒーにして飲む。
いつも作っているコーヒーよりも、少し薄くして飲むというのも手です。
薄くすることによってタンニン・カフェイン量を減らすことが可能です。
更にゆっくりカフェインが脳に効いてきますから、満足しやすい飲み方の一つと言えるでしょう。
飲まないという選択肢が一番良いのでしょうが、我慢しすぎるとかえってストレスになってしまいますからね。
対策法その4 カフェインレスコーヒーを生活に取り入れる
いつも飲んでいたコーヒーを、カフェインレスコーヒーに置き換えるというのもひとつの手です。
カフェインレスコーヒーにすれば、カフェインの摂取量を減らすことが出来ます。
今まで飲んでいたコーヒーをカフェインレスコーヒーに置き換えるのも手ですが、
カフェインが取れないと調子が出ない!という方も必ずいらっしゃる訳であって←自分とか
1日の中で飲んでいた一杯を、カフェインレスに置き換えるのが一番無難かと思います。
私の一番のオススメは、クライスのカフェインレスコーヒーです。
ほぼ100%のカフェイン除去に成功しているインスタントコーヒーなので、カフェイン摂取量を減らしたいと思っている方には最高の商品です。
商品レビューもありますので、ご参考にどうぞ。
※カフェインレスコーヒーの注意点
カフェインレスコーヒーにはカフェインがほとんど含まれていませんが、タンニンはしっかりと含まれています。
カフェインレスだからといってがぶ飲みすると、タンニンの影響で栄養素の吸収阻害に繋がるので、辞めましょう。
この記事のまとめ
さて、ここで記事のまとめをご紹介します。
- コーヒーに含まれるカフェインとタンニンは、栄養素の吸収阻害・排出を促す。
- カフェイン依存症は病気である。
- 体調が悪い方は、まずは普段飲んでいるコーヒーを疑ってみる。
- コーヒーを減らす4つの手法を試してみる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。