インスタントコーヒーと缶コーヒーを作ったのは日本人!?コーヒーと日本の意外な関係性。

インスタントコーヒーと缶コーヒーを作ったのは、実は日本人が発明したものという事実をご存じでしょうか。

缶コーヒーに関しては、上島珈琲(UCC)の創業者「上島忠雄」氏です。

この缶コーヒー、一度は見たことがあるのではないでしょうか?

そう、この商品が世界で初めて販売された缶コーヒーだったのです。

わたしも、自分のおばあさんによく貰っていた記憶があります笑

 

缶コーヒー最大の魅力は、いつでもどこでも手軽にコーヒーを楽しめることでしょう。

しかしなぜ缶コーヒーというものを作ろうと思ったのでしょうか?

 

上島氏が缶コーヒーを作ろうとしたきっかけ

当時上島氏は、神戸で主にバターやジャムといった商品を輸入し販売する個人商店を営んでいました。

個人商店といえど、社長の上島氏は多忙の日々を送っていました。

そのため日本各地に足を運ばねばならなかったのです。

誕生のきっかけは電車の発車ベル!

多忙となると、移動手段は電車

。駅の売店で瓶に入ったコーヒー牛乳を買って一口飲んだ瞬間…

「チリリリン!!」

大きな音を経てて、もうすぐ出発するという合図である、発車ベルがなってしまったのです。

なくなく上島氏は、まだ一口しかつけていない瓶のコーヒー牛乳を瓶のかごの中に入れたのです。

空き瓶は買った場所に戻すのがルール。

今の温泉やスーパー銭湯にもこのルールが残っていますよね。

倹約家だった上島氏は「もったいないことをしてしまった」と非常に落胆しました。

そこで、瓶を缶にすればもっと手軽にコーヒーを楽しめるのではないか??

と考え、このUCCミルクコーヒーが開発されました。

缶コーヒー誕生の裏には、発車ベルがあり、世界初のコーヒーはブラックではなく、ミルクコーヒー

当時コーヒー牛乳を半分以上残した状態で返してしまったという、悔しさから生まれた商品だったということです。

インスタントコーヒーが生まれたきっかけ

シカゴ在住の日本人である加藤サトリ氏が、世界で初めてインスタントコーヒーを発明したと言われています。

1900年代初頭

加藤氏は当時アメリカのシカゴ在住で、緑茶を粉末状に出来ないか?と実験していました。

そして見事に実験は成功し、緑茶から「水分除去法」という方法を開発。

それがアメリカにて話題になり、緑茶で行けるならコーヒーでも行けるんじゃないか?

と思ったコーヒー輸入業者や焙煎業者から、コーヒーの粉末化を加藤氏にコーヒーの粉末化を要請されます。

承認した加藤氏は、アメリカの科学者の協力のもと、コーヒーの粉末化に見事に成功。

コーヒーの抽出液を真空乾燥させ、コーヒーの水分が除去されて粉末状になり、インスタントコーヒーが出来上がります。

これは今なお、続いているインスタントコーヒーの作り方ですよね。

1900年代初頭にも真空乾燥させる技術があったのは、驚きです!

残念ながら商品化には至らなかった。

真空乾燥を発明した後、インスタントコーヒーは更なる躍進へとつながります。

手軽にお湯に溶かすだけで美味しいコーヒーを頂けるということで、第1次世界大戦~第2次世界大戦中に大活躍しました。

その際米軍に支給された商品は、たインスタントコーヒー、「RED E COFFEE」が手渡されたそうです。

しかしながらそのインスタントコーヒーを発明したのは、ジョージ・ワシントンの名前。(元アメリカ大統領とは関係ありません。)

ジョージ・ワシントンがインスタントコーヒー生みの親ということになっていたのです。

実際のところ、加藤氏の経歴は謎に包まれています。

そもそも真空乾燥の特許を取得していなかったのか、それとも奪われてしまったのか。はたまた特許を売却したのか。

それはいまだに謎です。

それでも、日本人が初めてインスタントコーヒーを発明したのは、日本人として誇れるところでしょう。

 

先人達・コーヒー生産者に感謝

今こうして簡単に手軽にコーヒーを頂けるのは、先人達の開発・研究があってこそです。

このインスタントコーヒーや缶コーヒーには、たくさんの人たちの協力と努力の賜物なのでしょう。

これからも一杯飲むごとに、感謝していかねばなりません。

コーヒーの生産者さんにも、感謝せなばなりません。

コーヒーを飲む際には感謝の気持ちを持って飲んでいきたいですね。

まとめ

  • 缶コーヒーとインスタントコーヒーを作ったのは日本人
  • 缶コーヒーを作ったのは上島忠雄氏(UCC創業者)
  • 発車ベルが鳴ってしまったのが、缶コーヒー誕生のきっかけ
  • インスタントコーヒーを作ったのは、加藤サトリ氏
  • 加藤サトリ氏の詳細的なことは分かっていない。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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