砂糖の種類って何だろう?コーヒーに入れる砂糖にこだわりを持ってみよう!

以前、コーヒーに砂糖を入れるメリットについてお話ししました。

この記事を読まれて、普段ブラックで飲む方も砂糖を入れてみようかな?

という方も一定数いらっしゃるかと思います。

 

それでは、コーヒーに最も合う砂糖はどれなのか?という前に…

どのような砂糖があり、どんな特徴があるのかをこの記事ではご紹介いたします。

それぞれの砂糖のメリット・デメリットについてご紹介いたします。

是非いろいろな砂糖を試してみて、自分に合うものを探してみるのも楽しいかもしれません。

コーヒーに合う砂糖はどれだ?

そもそも砂糖と言ってもたくさんの種類がありますので、一覧をご紹介致します。

  • 白砂糖(上白糖)
  • グラニュー糖
  • 三温糖
  • キビ糖
  • てんさい糖
  • コーヒー糖
  • 黒糖

スーパーなんかで売っている砂糖は以上のようなものでしょう。

ではそれぞれどんな砂糖なのか?解説していきます!

 

白砂糖(上白糖)

砂糖と聞いたときに、頭にパッと思い浮かぶのもこの白砂糖ではないでしょうか?

白砂糖とは一般的に上白糖とも呼ばれており、砂糖の中でも一番人気の砂糖になっております。

原材料はサトウキビや甜菜などの植物などで、その植物から糖分を取り出し、結晶化。

結晶化させた後に、ブドウ糖を含んだ転化糖をまぶした砂糖がこちらの白砂糖になります。

 

実はこの白砂糖の消費量が一番多い国は、日本です!

世界一般的に見ても、使うのはグラニュー糖です

日本独自の調味料の中に、醤油があります。

醤油とこの白砂糖の組み合わせで、グラニュー糖には出せない円やかな味を引き出せることが、日本で進化を遂げてきた砂糖と言えるでしょう。

 

白砂糖は結晶の粒が非常にきめ細かく、サラサラしており、

コーヒーはもちろん料理などにもすぐに溶けて、調理しやすい特徴があります。

更に色合い料理の焼き目などを付けやすくする、という意味でも

この白砂糖は重宝されております。よっ砂糖の万能選手!

コーヒーや紅茶といった飲料やケーキ、煮物を作るときにもこの白砂糖が使われており、一番癖の無い砂糖と言えるでしょう。

 

ちなみに上白糖と呼ばれるのは、江戸時代に不純物が少なくキラキラと光沢があるからという理由で

上白糖と呼ばれる所以です。

当時は砂糖にランク付けされており、中砂糖・下砂糖などの分類を付けられており、

上白糖は貴族にしか口に出来ない砂糖だったのです。

 

グラニュー糖

グラニュー糖は世界で最も消費されている砂糖です。

ちなみにグラニュー糖は白砂糖と同じ原材料から作られていますし、基本的な製法も同じです。

白砂糖との大きな違いは、ずばり結晶の大きさ!

白砂糖は精製した砂糖にぶどう糖などを含んだ転化糖をまぶして出来た砂糖と前項で説明いたしました。

グラニュー糖は、転化糖をまぶしていない砂糖になります。

そのため、結晶の大きさが白砂糖よりもグラニュー糖の方が大きくなります。

白砂糖の触感は砂糖の分子同時がくっついていますが、グラニュー糖は分子同士がくっつかないので

非常にサラサラしているのが一番の特徴でしょう。

世界で最も消費されており、グラニュー糖はサラサラしているためすぐに溶けやすく

更には、他の味の邪魔を一切せずに甘味を付け加えることが出来ます。

白砂糖とグラニュー糖の味の違いとしては、白砂糖はコクがあり甘さが長い時間舌の上で残りますが

グラニュー糖は、そのコクすらをも排除した砂糖と言えるでしょう。

そのため一切の癖を残すことなく、本当の甘さだけを加えるときにグラニュー糖が重宝します。

これが、海外で一番使われている理由ではないでしょうか?

三温糖

三温糖とは、上白糖を三回煮詰めて作った砂糖のことです。

茶色の見た目をしているため、ブラウンシュガーとも呼ばれています。

三温糖=上白糖と覚えておけば間違いありません。

砂糖を煮詰めることによって、キャラメルのような香ばしさを出すことが出来ます。

こちらの三温糖も人気で、照り焼きや肉じゃがといった香ばしさを出したい料理なんかに重宝されています。

パンなんかにも相性が良いので、日常的に使う方も多いのではないでしょうか?

キビ糖

キビ糖とは、その名の通り純粋にサトウキビだけを使った砂糖です。

サトウキビの汁を煮詰めて、糖分だけを結晶化させたものがキビ糖になります。

上白糖・グラニュー糖のように精製されていない砂糖のため、サトウキビ独特の味が残る砂糖です。

そのため、ミネラル分を多く含んだ砂糖と言えるでしょう。

精製方法が上白糖・グラニュー糖よりも複雑なため、若干高価に設定されており

買ったことがないという方も多いのではないでしょうか?

サトウキビ独特のコクなどがありますので、どうしても使い勝手が悪くなるのがデメリットですが

パン、牛肉や豚肉などの肉類との相性は抜群です!

パンに使えばふっくら仕上がることが出来、肉類などに使うと柔らかくなり食べやすくなる特徴があります。

さて、コーヒーはどうなるか…?

てんさい糖

あまり聞いたことがない砂糖かもしれません。

てんさい糖とは、白砂糖やグラニュー糖の原材料にもある、「甜菜」のみを使った砂糖になります。

甜菜は甘味の強い野菜から「砂糖大根」とも呼ばれており、主に北海道なんかで栽培・収穫されております。大根のような形をしているだけであり、大根とは全く無縁の植物だったりします。

 

てんさい糖は、上白糖・グラニュー糖の次に癖の無い味わいになっており、また水にも非常に溶けやすいため

料理やお菓子、コーヒー・紅茶にも相性抜群の砂糖です。

そして一番てんさい糖の特徴といえば、オリゴ糖が含まれていることです。

オリゴ糖は胃酸に抵抗力を持っているため、直接腸まで届き

ビフィズス菌・乳酸菌の餌の役割を果たしてくれます。

昨今では腸活なんて言葉が生まれてくるぐらいなので、健康意識が高い人にもっともおすすめです。

コーヒー糖

コーヒー糖は、一般的にコーヒーシュガーとも呼ばれております。

コーヒー糖と聞くと、砂糖の中にコーヒーを加えたもの。

というイメージがわきそうですが、1mlもコーヒーは含まれておりません笑

氷砂糖にカラメルを加えたもので、三温糖の氷砂糖バージョンのようなものです。

氷砂糖をコーヒーに入れるとゆっくりと砂糖が溶けていくため、

味わいの変化を持たせることが可能です。

またカラメルが含まれているため、コーヒーに心地いいコクを出すことが可能です。

ただコーヒー糖を入れすぎると甘ったくなる危険性があるので、ご注意を。

カフェや職場なんかで飲むときは、重宝しそうですね。

 

コーヒー糖はもともと駄菓子だった!?

コーヒー糖と聞くと、コーヒーのために作られた砂糖という意味合いにも捉えてしまうかもしれませんが・・・

コーヒー糖は、もともと駄菓子だったのです。

戦後の日本で、コーヒーは大変貴重なものだったため、安い値段でコーヒーの味を楽しむことが出来ないか?と考案されたのが、こちらのコーヒー糖でした。

そのまま食べるのはもちろん、お湯に溶かして飲むことも出来たため、戦後の日本では重宝されました。

砂糖8割・コーヒー2割の分量くらいですが、当時としては手軽にコーヒーを楽しめることと、子供でも手軽にコーヒーを楽しむことが出来たのが大きな魅力です。

黒糖

さあ出ました!癖も値段も強すぎる黒糖です!笑

黒糖はサトウキビを原料としており、キビ糖と同じじゃないか?と思う方も多いと思います。

しかし、まったくの別物です!

黒糖はサトウキビを煮詰めてそのまま冷やし固めたものです。

キビ糖は、サトウキビの糖分を取り出して結晶化させたものですが、

サトウキビの風味100%残したものがこちらの黒糖です。

 

黒糖に至っては、見た目が完全な黒のため見栄えが最悪です笑

おまけに渋みや苦味といった雑味をも含んでいるため、料理の幅がぐっと狭くなるのが特徴でしょう。

更には値段が高価なため、手を付けたことがない人も多いのではないでしょうか?

そんな酷評してしまった黒糖ですが、黒糖には砂糖の中で最も栄養価が高い砂糖として有名です。

 

上白糖・グラニュー糖といった砂糖は、もともとサトウキビから雑味を取った砂糖な訳ですが

一緒にミネラルやビタミンも排除してしまうわけです泣

きび砂糖の比べようものなら、圧倒的な違いにその場にひれ伏すでしょう。

こちらの表をご覧ください。

黒糖は癖が強い分、大量のミネラル・ビタミンを含んでおります。

特筆すべきはカルシウムで、これは牛乳に匹敵するカルシウムを含んでおります。

雑味があるのは、このミネラル・ビタミン類が豊富に含まれていることが所以なのです。

 

健康意識が非常に高い方にはもってこいの砂糖と言えるでしょう。

コーヒーとの相性はいかに・・・?

まとめ

砂糖と一口に言っても、たくさんの種類の砂糖があります。

日本はもちろん。海外で進化を遂げてきた砂糖類は、覚えきれないくらいたくさんあります。

それくらい、人間と砂糖は切っても切り離せない関係と言えるでしょう。

 

ここで紹介した砂糖類を使ってコーヒーを飲み比べてみましたので、是非参考にしていただければと思います。

自分に合う砂糖を見つけて、より一層コーヒーライフを楽しんでみてくださいね!

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